日本電信電話と日本電気、NTTコミュニケーションズは12月8日、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究により、大容量広域ネットワークをオンデマンド利用できる技術を開発したと発表した。複数波長を自在に束ねることで、現在のパケットネットワークの40倍となる毎秒40ギガビットのアクセス速度を実現した。これは映画1本分に相当する大容量映像データを約1秒で配信した計算になるとのことだ。
またNTTは、100/40ギガビットEthernetを広域光転送網OTNで運ぶ「100GE/40GE over OTN」を国際標準化。OTNフレームを並列展開して波長の束で運ぶ新技術を世界で初めて実証したという。
今回の技術開発により、高精細な映像通信や大容量ファイルをストレスなく交換できる広域LAN環境の実現に近づいたとのこと。新技術は、12月10日〜11日に静岡県三島市で開催される「光通信システムシンポジウム」にて展示される予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」