Amazon.comは米国時間10月21日、9月30日締め第3四半期の決算を発表した。事前の予測を上回る結果で、同社は第4四半期の売上高についても予想より良いとの見通しを示した。ただし、第4四半期の営業利益は低い水準にとどまる見込みだ。
売上高は前年同期の54億5000万ドルから増加して75億6000万ドルとなり、純利益は2億3100万ドル(希薄化後1株あたり51セント)となった(決算報告書)。ウォール街アナリストの予想は、売上高73億6000万ドル、1株あたりの利益48セントだった。
Amazonはまた、堅調な第4四半期の見通しを示し、売上予測を120億〜133億ドルとした。この予測はかなり幅があるが、ウォール街のアナリストは第4四半期の売上高を123億ドルと予想している。Amazonによる予測範囲の中間値は、アナリストの予想をはるかに上回っている。Amazonはまた、第4四半期の営業利益を3億6000万〜5億6000万ドルと見込んでいると述べた。この見通しは、ウォール街のアナリストが予想する営業利益6億1500万ドルを下回る。
Amazonの最高財務責任者(CFO)を務めるTom Szkutak氏は決算発表の電話会見で、第4四半期の見通しについて、新たに10カ所のフルフィルメントセンター(物流センター)を開設したことに関連して行った投資の影響を受けていると述べた。同氏はフルフィルメントおよびインフラへの投資は「今後増えていく」として、「当社は引き続き、小売事業とAWS(Amazon Web Services)のインフラ容量を増強していく」と語った。
Amazonの第3四半期決算に関する数字は、以下の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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