Kleiner Perkins Caulfield & Byersは米国時間10月21日、2億5000万ドル規模のソーシャルアプリケーションファンド「sFund」を設立した。Facebook、Amazon、投資銀行Allen & Co.といった著名な企業が出資する。発表はカリフォルニア州パロアルトにあるFacebookの本社で行われた。
記者会見でKleiner PerkinsのパートナーであるJohn Doerr氏は、デジタル分野の進歩の現状について「われわれは今、非常に大きく破壊的な革新の3つめの波にいる」と述べた。同氏は3つめの波について、最初にPCが普及し、続いてインタネットやブラウザの大変革が起きた1990年代の流れに続く動きであると考えている。起業家らは、「ソーシャルウェブの新しい概念を創造し、それを大きく改造している」と同氏は述べた。
Electronic Artsの元幹部で現在はKleiner Perkinsのパートナーを務めるBing Gordon氏がファンドを運営する。戦略パートナーとして同ファンドの支援を表明した企業には、Facebook、Amazon、ソーシャルゲームのZynga、投資銀行のAllen & Co.、Comcast、Liberty Mediaなどがある。Gordon氏は、さらなるパートナー企業と現在交渉中であり、金融関連の法令に基づいて加わる予定であると述べた。
sFundのウェブサイトによると、同ファンドは、ポートフォリオ企業らに対する指導者としての役割も果たし、起業家らに対し、「資金、助言、リレーションシップキャピタル」を提供する予定である。
sFundの最初の投資先は、4人のスタンフォード大学博士号取得者が創設した「友人関係管理」を専門とする新興企業CafeBotsで、sFundの設立とともに発表された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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