カリフォルニア州レイクタホ発--Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は米国時間8月4日、約20万台の新しいAndroidデバイスが毎日販売されていると同社では考えており、モバイル検索トラフィックの増加という形で大きな売り上げをもたらす結果となっていると述べた。
Schmidt氏は、「Androidがいかに成功しているか、人々はついに気づき始めた」と述べた。同氏は、当地で開催の年次「Techonomy」カンファレンスにおいて、同モバイルOSの成長が人気の「iPhone」を追い越す程になっていることを示した最近の調査に触れながら語った。
Schmidt氏は、「この数字は、2カ月前は(1日につき)10万だった」と述べ、「Androidの成長率は、単に驚くべきというものではない。信じられないほど驚くべきものだ。これがいつまで続くか誰にも分からない」
GoogleはAndroid自体からは売り上げを得ていない。しかし、Schmidt氏によると、GoogleはAndroidの成功を好ましく思っており、それは、同社に支払いをもたらすウェブ検索を多く実行できる能力のある電話が多くの人に所有されることを意味するからだという。
Schmidt氏は、「実際の話として、売り上げは大きく、Androidに関する全活動やそれ以上のことに対する支払いに充てることが可能な程だ」と述べた。「また、われわれはiPhoneの成功も好ましく思っている。なぜなら、iPhoneもGoogleの検索を使っており、iPhoneで検索が実行されるたびに、その売り上げのかなりを得ているからだ」(Schmidt氏)
「Chrome OS」について、Schmidt氏は、Androidの成功によって同社が自らのデュアルOS戦略の再考を促されることはないと述べた。
Schmidt氏は、「恐らくChrome OSから同様の成功を得られるだろう」と述べ、「Chrome OSのターゲットは、市場の別の部分にある」と続けた。
Schmidt氏によると、Chrome OSが注力するのは、クラウドベースのストレージを信奉するアーリービリーバー(early believers)にネットブッククラスのコンピュータを売り込むことだという。最初のデバイスについて同氏が繰り返し述べたのは、IntelまたはARM製チップを搭載し、キーボードはあるが、データのキャッシュに必要な容量以上のローカルストレージは持たないということだった。
Schmidt氏は、「クラウドコンピューティングを信奉する人たちは、ウェブコンピューティングの利点も信じており、Chromeユーザーである人たちは、狙うべき市場となるだろ」と述べた。「恐らく、大きな市場だ」(Schmidt氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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