The Wall Street Journal(WSJ)による米国時間7月28日付けの記事によると、GoogleはFacebookに対抗してソーシャルネットワーキングサービスに取り組んでおり、Zyngaの「Farmville」などのソーシャルゲームが、その主要なコンポーネントになる模様だという。
こうしたサービスがいつローンチされるのかについては明らかにされていないが、Googleはゲーム開発企業らとともに、この取り組みへの参加に関する話し合いを持っているという。複数の匿名の情報筋がWSJに対して述べた。
同社が話を持ちかけたゲーム開発企業の1つは、Disneyが27日に買収すると発表したPlaydomである。その他には、Electronic Arts(EA)傘下のPlayfishやZyngaなどが挙げられている。Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏はWSJとのインタビューにおいて、ソーシャルネットワークについて認めようとしなかった。GoogleのサービスはFacebookに似たものになるのかと聞かれたSchmidt氏は、「世界に、同じもののコピーは必要ない」と答えた。
とはいえ、FacebookやTwitterといったソーシャルネットワーキングサイトは、広告主らが最も望むものを持っている。つまり、人々の注目だ。Facebookは最近、登録ユーザー数が5億人を超えた。DisneyはPlaydomの買収を発表する声明で、Playdomの月間アクティブプレーヤー数が約4200万人であると述べた。
その同じ声明で、PlaydomのCEOであるJohn Pleasants氏は、現在われわれは「全世代の人々が、デバイス、プラットフォーム、および地理的な境界を越えて友人とゲームをする方法を改革する1世代に1度のチャンス」の始まりにいると述べた。
ソーシャルゲームは、すでに大きな収益を誇るビジネスになっており、米国は遅れをとっている。それでも、2009年には7億ドル規模であった米国ソーシャルゲーム市場は、2012年までに3倍に成長することが見込まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス