Under Armourは米国時間2月4日、MyFitnessPalとEndomondoを買収したことを発表した。トレーニング用の衣料品を販売する一方で、トレーニングも追跡することが狙いだ。
Under Armourの第4四半期決算報告によると、MyFitnessPalの買収金額は4億7500万ドルであるという。MyFitnessPalは、大規模なコミュニティーを擁し、栄養成分のデータベースをほぼすべての食品について管理することを可能にするフードトラッキングアプリだ。同アプリは、「Android」「iOS」「Windows Phone」向けに提供されており、ユーザーが摂取した全カロリーを記録し、減量やタンパク質をより多く摂取するといったダイエット上の目標を達成できるようにする。ユーザー数は8000万人を超える。
エクササイズアクティビティ追跡アプリのEndomondoは、iOS、Android、Windows Phone、そして、「BlackBerry」向けに提供されており、8500万ドルで買収された。同アプリは、「RunKeeper」や「Strava」と競合し、ランニングやウォーキング、サイクリングなどのアクティビティを記録できる。登録ユーザー数は2000万人だ。
両アプリの合計ユーザー数は1億人に及び、Under Armourにおいて既存の「Connected Fitness」のコミュニティーが成長するのを促すだろう。Connected Fitnessは、フィットネストラッキングアプリ「Under Armour Record」を既に含んでいる。同アプリは、トレーニングや毎日の歩数、睡眠などを記録して、全体的な健康を管理する。
両アプリが、Recordなどのアプリに組み込まれるかどうかは明らかにされていないが、MyFitnessPalの人気の高さを考慮すると、もし同アプリが完全になくなってしまえば、非難を受けることになるだろう。しかし、Under Armourは、MapMyFitnessを2013年に買収した後もアプリを引き続き提供しているため、心配にはおよばないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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