Motorola Mobilityは、ドイツにおける特許裁判でMicrosoft製品に対する販売差し止め命令を勝ち取れたものの、サンフランシスコの連邦控訴裁判所が、同命令の執行を禁じるという判事の命令を支持した結果、製品の販売差し止め命令を実施できない状況になった。
Bloombergが報じたところによると、控訴裁判所の3人の判事は、先に出されていた販売差し止めの執行禁止命令が内容的に妥当であると述べたという。
両社はここ数年にわたって、Microsoftが「Xbox」や「Windows」製品に使用しているソフトウェアをめぐり、ドイツでの販売に関する裁判を続けてきている。
米CNETのMary Jo Foleyは2012年4月の記事で以下のように伝えている。
「Motorolaはドイツにおける特定のMicrosoft製品の販売差し止めを求めていたものの、MicrosoftはMotorolaに対する差し止め命令と保全命令を勝ち取った。これによりMotorolaは、同社が動画規格H.264関連の特許の利用料金を適切なものに設定するという約束を反故にしていないかどうかについて米連邦裁判所が判断を下すまで、ドイツにおける該当Microsoft製品の販売を差し止めることができなくなった。Microsoftの広報担当者は、米連邦裁判所が2010年11月の裁判に対する判決を下すまで、ドイツ裁判所による命令は実行されず、この件は2012年中に判断が下されるはずだと述べている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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