Facebookの共同創設者でMark Zuckerberg氏のハーバード大学時代のルームメイトでもあるDustin Moskovitz氏も、取締役のPeter Thiel氏に続き、保有する同社株式の一部を売却した。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、保有株式の大部分を売却したThiel氏とは異なり、Moskovitz氏は45万株しか売却していない。これは同氏が保有する株式のほんの一部だが、その売却額は900万ドルにものぼった。
Moskovitz氏は17日、20日、21日の3営業日に15万株ずつ売却した。19.38~19.99ドルという売却価格は、わずか3カ月前のFacebookの新規株式公開時の株価が38ドルだったことを考えると、あまり好ましくはない。しかしここでも、同社株価がどこまで下がるのかは分からない。22日の終値は19.44ドルだった。
また、Moskovitz氏はさらに売却を進める態勢だ。同氏は手元に残る「クラスB」株式のうち700万株を、議決権は小さいものの公開市場で売却可能な「クラスA」普通株式に転換した。Moskovitz氏がこの700万株を売却したとしても同氏の手元にはまだ1億2600万株が残り、その価値は株価低迷にもかかわらず約24億ドルにのぼる。
Moskovitz氏はFacebookで最高技術責任者(CTO)を務め、2008年に退職してウェブコラボレーションツールのAsanaを設立した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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