ドコモ、通信事故と情報流出の防止策を公表--現在は安定運用を確認

 NTTドコモは3月30日、2011年から発生した一連の通信障害の再発防止策の実施結果や今後の取り組みを総務省に報告したと発表した。ドコモでは相次ぐ通信障害を受け、1月26日に総務省から指導を受けていた。

 ドコモでは、発生した通信障害への対策16項目(稼動3940人日)を完了させるとともに、再発防止に向けたさらなる対策17項目(稼動6万5640人日)を実施。また、同社の通信ネットワーク設備などに対して、全145項目、25万6966件におよぶ総点検(総稼動9万450人日)を実施したとしている。

 これらの全社体制での対策および総点検により、現状は通信ネットワークが安定して運用できる状態であることを確認したという。また増加する制御信号への対策など、今後のスマートフォントラフィックに対するネットワーク基盤の強化にも取り組んでいくとしている。

◇NTTドコモの行政指導
総務省が相次ぐ通信事故でNTTドコモを指導--電通法の違反も

◇KDDIも総務省に報告
KDDI、通信障害の再発防止策を総務省に報告
KDDI、重大通信事故の改善に向けた今後の取り組み詳細

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]