NTTドコモは、1月25日午前8時26分頃から東京都の一部地域でFOMAの音声・パケット通信サービスが利用しづらい状況が発生していることを発表した。事象は12時50分現在も続いており、同社では「復旧に向けて作業中」としている。
UPDATE(14:05):NTTドコモは13時15分に「FOMAの音声・パケット通信サービスがご利用しづらい状況から徐々に回復傾向にあります」との声明を発表した。
UPDATE(14:30):NTTドコモは14時20分に声明を発表し、13時08分に障害から回復したことを明らかにした。
対象地域は、東京都の葛飾区、江戸川区、江東区、港区、新宿区、千代田区、中央区、品川区、文京区、墨田区、大田区、目黒区、渋谷区、世田谷区の一部地域。FOMAサービスを利用する顧客が影響を受ける。ドコモによれば、通信設備の利用が増加したことが通信障害の原因だという。
ドコモの通信障害は、昨年末から立て続けに発生しており、2011年12月20日にはspモードサーバにおける電話番号とIPアドレスの関連付けに不具合が生じ、spモードサービスを利用する一部の顧客のメールアドレスが、別のメールアドレスに置き換えられる不具合が発生したほか、1月1日にも通信設備の故障により、全国でspモードメールが利用しづらい状況が発生していた。
同社では、spモードメールの不具合を受け、12月25日付で「ネットワーク基盤高度化対策本部」を設置している。
◇相次ぐ通信障害
KDDI、25日深夜に都内で通信障害--26日午前3時に回復
OCNで通信障害--海外向け通信がつながりにくい状態に
ドコモ、25日朝から都内で通信障害--午後1時に回復
総務省が相次ぐ通信事故でNTTドコモを指導--電通法の違反も
「見極めが甘かった」と通信障害でドコモが謝罪--改めて社長から説明も
◇各社のスマートフォントラフィック対策
◇2011年12月末から年初にかけて発生した障害・不具合
ドコモメール約20万人に不達メッセージ届かず
ドコモのメール障害再び--通信設備故障で現在は回復
ドコモ、spモード不具合を受け対策本部を設置--トラフィック増に対応
ドコモ不具合“完全回復”はまだ--交換機はリセット完了
ドコモメール不具合は1万8698人に影響--他人のアドレスに置き換え
NTTドコモの不具合は22日昼に完全回復へ--「スマホ急増で能力十分でなかった」
ドコモ障害で今後の携帯電話業界どうなる?
ドコモ「spモード」不具合の影響は10万契約--メールサービスの一部停止
ドコモ、「spモード」で他人のアドレスに送信される不具合
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