金融庁、ネット証券のSBIに業務改善命令

 ネット証券最大手のSBI証券が、金融庁から業務改善命令を受けたことが明らかになった。

 金融庁によると、同社は2008年4月頃から検査基準日までの間に、リスク管理の対象から漏れていたシステム障害が少なくとも592件発生していたことが認められた。このうち33件はログイン不可や受発注停止といった顧客取り引きに影響を及ぼす障害にあたるという。

 同庁では、こうした同社のシステム管理実態に対して、「金融商品取引法」第51条に基づき業務改善命令を通達。3月12日までに、不適切なシステムリスク管理態勢が容認され常態化した原因の究明や責任の所在の明確化、経営管理態勢の見直しなどを実施し、報告書を提出するよう命じている。

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