米陸軍による年間発明トップ10でたびたびテーマとして取り上げられているのは、兵士の安全と生存可能性だ。よって2008年度の受賞装備の中に、米陸軍外科学研究所(The U.S. Army Institute of Surgical Research:USAISR)の「Combat Gauze for Treating Hemorrhage in Injured Soldiers(負傷兵士止血用ガーゼ)」が入ったのは驚くべきことではない。米陸軍によれば「戦闘による犠牲者の死亡原因の50%は出血だ。迅速で効果的な止血処置により、こうした死亡はかなりの割合で防げる可能性がある」という。
Combat Gauzeはコネティカット州ウォリングフォードのZ-Medicaが製造しており、特に止血帯が使用できないような、重度の外出血の処置を目的としている。このガーゼには凝血剤であるカオリンが染み込ませてある。
提供:U.S. Army