Microsoftが組織再編を数日中に発表し、「Windows」および「Windows Live」グループの幹部の一部が交代する見通しであるという。同社の計画に詳しい情報筋が伝えている。
この再編はかねてから準備されてきたものだが、発表の正式な日程はまだ明らかになっていない。複数の情報筋によると、最も早くて米国時間2月7日だという。しかし、これもまだ確実ではない。
組織再編の一環として交代の対象になると予想されているのが、Ask.comの元最高経営責任者(CEO)で、これまでMicrosoftのオンラインサービス事業担当バイスプレジデントを務めてきたSteve Berkowitz氏と、AT&T Wirelessの元幹部で2005年にMicrosoftに入社したMike Sievertの両氏である。Berkowitz氏は2006年春にMicrosoftに入社した。
Sievert氏交代の予想は、ZDNetのMary Jo Foley氏が4日に言及している。一方、組織再編については先週末、The Wall Street Journalが報じている。
両氏がMicrosoftを去ることが真実で、またその時期がいつになるのかを今すぐに明らかにすることはできないが、現在の両氏の職務は他の人間が担当する見通しだ。
Microsoftの関係者は、この内容についてコメントを拒否した。Berkowitz氏、Sievert氏の両氏から直接コメントを求めることはできなかった。
Sievert氏とBerkowitz氏は、Microsoftが通常社内の人材を起用する職務に登用された部外者として注目を集めた。
Sievert氏とBerkowitz氏の職務は、この数カ月縮小される傾向にあった。Berkowitz氏の職務の一部は、Satya Nadella氏とBrian McAndrews氏へ移行された。ある内部関係者は1月、Berkowitz氏は縮小された職務についても必ずしも適任ではなかった、と語った。Sievert氏は、Microsoftに入社以来「Windows」の製品管理およびマーケティングを担当していたが、Mike Nash氏が2007年にこの製品管理業務を任されることになった。
Microsoft最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は、4日に開かれた金融アナリストとの会議で、同社はWindowsのマーケティングを改善する必要があると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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