Cisco Systemsは、携帯電話利用者を対象にPCへのリモートアクセスサービスを展開するSoonRへの投資を行った。
同社の投資金額は明らかになっていないが、SoonRは米国時間1月8日、声明を発表し、今回の「シリーズB」ラウンドへのCisco Systemsの投資総額を950万ドルであると発表した。同社は今回の事案における最大の投資者であると見られる。前回SoonRに対する投資を行ったIntel CapitalとClearstone Venture Partnersは今回も参加した。
SoonRでは、過去2年間同社に対して行われた投資は、総額で1550万ドルにのぼるとしている。
SoonRは、携帯電話などインターネットが利用可能なデバイスからPC上のファイルへのアクセス、共有、バックアップなどのサービスを提供する企業。ファイルはPCとSoonRのサーバ間で同期化され、PCの電源が入っていないときでもサービスを利用することができる。
SoonR社長のPatrick McVeigh氏は15日、「Ciscoは、近い将来PCとモバイルの2つの分野が大規模な融合を果たすことを最初に認識した企業の1つであり、この流れを促進するための次世代ソリューションが求められていた」と述べた。「両社とも、無数に存在するインターネットに接続可能なデバイスを通して幾重にも重なるネットワークインテリジェンスという「雲」の中から重要なビジネス文書にアクセスし簡単に使用できるようになることの必要性を強く感じている」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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