GoogleとApple Computerの両社は米国時間8月29日、Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏をApple Computerの取締役に迎えたと発表した。
Schmidt氏が取締役会に加わったことにより、取締役の人数は、元米国副大統領のAl Gore氏、そしてもちろんAppleの象徴的存在の最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏を含めて8人となった。
Schmidt氏の取締役就任について、ブロガーの多くは、GoogleとAppleの共通のライバルMicrosoftに対抗する戦略的手段と見ている。しかし、両社の関係が緊密になることで、気がかりな巨大勢力がまた1つ誕生するだけではと感じている人たちもいる。
「Microsoft以上に資金を投入できる企業はないが、戦略で出し抜くことはできる。AppleとGoogleによる非公式な提携関係は、Microsoftおよびその陣営に対抗するための1つの手段だ」--Om Malik氏
「MicrosoftにとってはGoogleだけでも十分脅威だ。どういう展開になるにせよ、今回の件は将来、興味深い出来事につながっていくかもしれない。『Googleは悪だ』という見方には、なるほどと思うしかないかもしれないし、芽生えたばかりのこの提携関係がひどい結果につながる可能性もあるが、どうなるか見てみよう!少なくとも私は興味をそそられてしまう」--TechCrunch
「この展開から何を期待できるだろうか?私の見るところ、何もない。ありとあらゆる陰謀説がひねり出される可能性のある出来事ながら、私が想像するに今回のことは、Jobs氏とその仲間がこんなふうに話し合っただけのことだろう--『Ericは頭がいいし、Appleの知らないところで何が起きているか、よく知っている。Ericのアドバイスが役に立つのではないか』」--Blackfriars' Marketing
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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