カリフォルニア州パロアルト発--Intel上級エンジニアが米国時間8月22日、同社のハイエンド次世代Xeonプロセッサ「Tulsa」(開発コード名)は来週にも発表される予定だということを明らかにした。Tulsaは、データベース処理を行うサーバに適したチップで、性能が飛躍的に改善するという。
IntelのJeffrey Gilbert氏は、「来週Tulsaを発表する予定だ。(2005年11月に発表した前バージョンのXeonプロセッサ『Paxville MP』と比較すると)性能は約70%改善している」と述べた。Gilbert氏のプレゼンテーションを詳細に読むと、Tulsaの発表は8月29日に予定されている。
Tulsaは、3.4GHzのXeon MPプロセッサで、4プロセッサ以上のサーバ向け製品。同製品は、すでに開発が終了した「NetBurst」アーキテクチャを土台として設計される最後のチップとなる。Intelは現在、性能およびワット性能の観点から、新しい「Core」アーキテクチャへ関心を向けようとしているが、Gilbert氏はTulsaの設計を強く擁護した。
「発表時には、TulsaはMPプラットフォームの業界をリードする性能とワット当たりの性能を特徴とする市場セグメントに位置づけられるだろう。これは良いことだ」とGilbert氏は述べている。
Intelは、(Tulsaを投入して)自社のサーバプロセッサ製品を活性化させる狙いだ。同社はまだ市場で独占的立場にあるとはいえ、ライバルのAdvanced Micro Devices(AMD)の「Opteron」はいまや、主要サーバメーカー4社の製品ラインに入っている。Intelがデュアルプロセッササーバ向けのXeonチップ「Woodcrest」(開発コード名)でAMDに対抗しても、長年Intelに忠誠を誓ってきたDellは、製品ラインにAMDを搭載したサーバを加えており、IBMもOpteronを搭載した製品ラインナップを拡大したところだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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