Intelは米国時間3月3日、第1四半期の売上高が予想を下回ることを明らかにした。チップメーカー最大手の同社は、これでウォールストリートを3四半期連続で驚かせたことになる。
Intelは、下方修正の原因として、チップの需要が予想を下回ったこと、そしてマーケットシェアが若干低下したことを挙げている。同社は2005年、第4四半期に加え、第3四半期についても予想を下方修正していた。
Intelによると、第1四半期の売上高は87億〜91億ドルになる見込みだという。一方、これまでは91億〜97億ドルと予想していた。
同社はまた、売上高が予想を下回ることから、第1四半期は研究開発コストと管理費がこれまでの予想を下回る見込みであることも明らかにした。
Intelは4月19日の第1四半期決算発表時に、修正を加えた業績見通しも公表する予定だ。
第1四半期の売上見通しが大幅に下方修正されたIntelだが、同社株価が通常取引時間内に打撃を受けることは避けている。
同社は取引開始前に第1四半期の見通しを下方修正したが、前場の株価は、下げ幅が1%を若干上回るにとどまる27セント安の1株あたり20ドル22セントだった。
J.P. Morgan SecuritiesのChristopher Danelyをはじめとするアナリストらは、Intelは過剰在庫と若干の需要低迷を受け、第1四半期におよそ2〜3ポイントのマーケットシェアを失うと予想していた。
Danelyは調査レポートで、「同社は下方修正を行ったが、粗利益率の低下から、(アナリストの)平均予想はさらに低下する見込みだ」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス