Gatewayが米国時間22日、第2四半期決算を発表した。同社は先頃、今月末から大手小売チェーンBest Buyを通じてPCを販売することになったと発表したばかりだったが、第2四半期には多額の損失と、予測を下回る売上を計上した。
同社は第2四半期(6月30日)に、8億3800万ドルの売上と、3億3900万ドル(1株当たり91セント)の損失を計上した。前年同期は、8億ドルの売上と、7300万ドルの(1株当たり22セント)損失を報告していた。
Thompson First Callが集計した各アナリストの平均予想値は、売上が8億7000万ドルで、損失が1株当たり14セントだった。
3月のeMachines買収に関連した2億8900万ドルのリストラ費用を除外すると、Gatewayの損失は1株当たり13セントとなる。同社は、売上が予想を下回った原因として、企業向け製品の出荷が一部遅れたことを挙げた。
Gatewayの幹部らは、今回多額の損失を計上したにもかかわらず、先の見通しは明るいと述べる。幹部らは、同社が引き続きコストを下げる努力をしていることや、Best Buyのようなサードパーティの小売業者と良い関係を築き上げつつあることを理由として挙げしている。Best Buyは、今月末からGatewayブランドのノートパソコンを取り扱うことになっている。
Best Buyは今後も、eMachinesブランドのコンピュータを取り扱うほか、Gatewayのデスクトップやディスプレイも販売する予定だと、Gatewayは述べた。
Gatewayが将来、成功するうえで、Best Buyのような有力企業から契約をとりつけることが不可欠だと、Gatewayの最高経営責任者(CEO)Wayne Inouyeは述べる。Best Buyは、GatewayのPCモニターを仕入れることには同意しているが、テレビに関してはまだ同意していない。
Gatewayは、3月にeMachinesを買収してInouyeをCEOに選出して以来、コスト削減と、大量販売が可能なコンピュータの製造を核とする、新しいビジネス戦略を打ち出している。同社は直販の小売チェーンを閉鎖し、従業員を2000人まで削減する計画を発表した。その結果、同社では何千人もの従業員が解雇されている。
これまでのところ、新戦略の成果が少しずつ表れてきている。Gatewayは第2四半期に、79万5000台のPCを販売した。これは第1四半期と比べて32%増、前年同期と比べて62%増にあたる数値だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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