シャープ(町田勝彦社長)の04年3月期連結決算は、売上高2兆2572億円(前年同期比12.7%増)、営業利益1216億円(同22.3%増)、経常利益1116億円(同36.2%増)、最終利益607億円(同86.3%増)と売上高、各利益とも過去最高を記録した。期末配当を3円増配し10円とし、これにより年間配当を18円とする。
町田社長は決算会見で、白モノ家電の横ばいは続くものの、薄型テレビや電子デバイスが好調であることから、「05年3月期も売上高・利益とも過去最高の更新を狙う」と強気の見通しを示した。
05年3月期の連結業績は、売上高が前期比12.1%増の2兆5300億円、営業利益は同23.3%増の1500億円、最収利益は同23.5%増の750億円を予想。計画達成を前提に1株当たりの年間配当も04年3月期比2円増の20円とし、5期連続の増配を目指す。
一方、需要増大で世界的に市況が逼迫している大型液晶パネルについては、生産能力や材料の供給不足が続くため、「05年の年央まではバランスしない」との考えを示した。
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