NTTドコモは5月10日、自動販売機などの機器に組み込んでFOMAのパケット通信や音声通話を利用できる新たなFOMAユビキタスモジュール「FOMA UM01-HW」を開発したと発表した。2010年度第2四半期中の発売を予定している。
FOMAユビキタスモジュールとは、ガスや電力の遠隔検針、タクシーやバスの運行管理、情報掲示システムへのコンテンツ配信、自動販売機の在庫管理などに利用されている機器のこと。
FOMA UM01-HWは、従来のFOMAパケット通信機能以外にも、同社のユビキタスモジュールとして初めて、音声通話やSMS、国際ローミング機能に対応した。これにより、緊急時に自動販売機から音声通話が可能になるほか、SMSを活用した情報掲示システムが実現できるという。
なお、5月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催される「第13回 組込みシステム開発技術展」にFOMA UM01-HWを出展するとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」