世界中で発売されているWindows Mobile。国内を見ると、メーカーではHTCとシャープを中心に各通信事業者から登場している。果たして端末にどのような違いがあるのだろうか。HTC製の代表的な機種をピックアップして比較してみた。
Windows Mobileは、WindowsのみならずGoogleやYahoo!などとの親和性も高く、たとえばGoogleモバイルで検索、Gmail、マップなどの各種サービスが利用できる。iPhoneやタッチパネル搭載携帯電話といったスマートフォンライクなマシンが登場してきている中、世界中からWindows Mobileならではの多種多様なアプリケーションが提供されるなど、拡張性はほかの端末から一歩抜きん出ているのである。
今回はWindows Mobile 6.1端末として、イー・モバイル「Touch Diamond(S21HT)」(以下S21HT)、ソフトバンクモバイル「TOUCH DIAMOND SoftBank X04HT」(以下X04HT)、NTTドコモ「HT-01A」を比較してみた。
外観を見ると、HT-01AのみスライドタイプのQWERTYキーボード付きで、S21HT、X04HTはコンパクトタイプと異なる。その一方でOSは、Windows Mobile 6.1 Professional(CE OS 5.2.19971)、CPUはQUALCOMM 7201A(528MHz)と同じ。ディスプレイも480×640ドット/6万5536色と同じ。S21HTとX04HTはRAMサイズが192Mバイトでフラッシュサイズ256Mバイト、ストレージサイズが89.68Mバイト、内部ストレージが3839.03Mバイト。HT-01AはRAMサイズが288Mバイトでフラッシュサイズ512Mバイト、ストレージサイズが313.08Mバイト。メモリ、ストレージに差はあるものの、基本的な使い勝手はほぼ同等。でもさすがに完全に同じというわけにはいかないのである。
まずは、アプリケーションから。各端末とも、マイクロソフトのInternet Explorer、Office Mobileのほか、Adobe Reader LE、FM Radio、NAVITAIME、You Tubeなどを搭載。Office Mobileでは、Excel MobileとWord Mobileがバージョン6.1、OneNote Mobileはビルト12.3.4518.1055で同じだ。このほかブラウザとしてOperaも搭載している。
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