設定も端末によって多少の差がある。HT-01Aでは、個人用のところに「伝言メモ設定」が。またスライドタイプのキーボードを持つ端末ならではの「キーボードスライディングサウンド」を用意。キーボードを開いたり閉じたりするときの効果音を設定できる。システムには「G-Senser」がある。端末の水平位置を設定するもので、傾きを検知するゲームなどでは必要となるものだ。
接続をみると、ドコモのビジネス向け端末ならではの「Biz・ホーダイ接続設定」がプリセットされている。接続設定は、iモード以外のパケット通信が定額になる「BIZ・ホーダイ ダブル」を利用するのに必要だ。といっても元々iモードは利用できないので、ほぼ必須ともいえる。設定後にインターネット接続やメール送受信をする場合、Biz・ホーダイで接続される。Biz・ホーダイ以外で接続しようとするとアラートが出るような設定もできる。ただし、利用するにはBiz・ホーダイかBiz・ホーダイ ダブルの契約が必要だ。
X04HTとS21HTにはシステムにキーロックの項目がある。ディスプレイが消えた省電力状態で、電源ボタン以外でも省電力状態を解除できるかどうかが設定可能だ。
どの端末でも最新のHT端末ならではの「TouchFLO」の設定、GPSデータを取得するためのポートやGPSデバイスを接続するポートを設定する「外付けGPS」などが搭載されている。
このほか、電話機能も同じだ。ただし、メニューを開くと、HT-01Aでは「伝言メモ」や「発信者番号なしでダイヤル」「SMSメッセージの送信」などがある代わりに、X04HTには「テレビ電話」があるというように、細かな違いがある。
このように、基本的な機能はどの端末でも同じだが、通信事業者による差や、各端末の対応しているサービスの違いにより、こまかな所では差があることが分かる。ただし、プリインストールされているアプリケーションに限って言えば、世界中でさまざまなアプリケーションが配信されているWindows Mobileならではの特徴によって、後から必要なアプリケーションを見つけるのは、ほかの機器に比べて簡単だ。ハードウェアでの大きな違い以外は、世界中から必要なアプリケーションを見つけることで差を少なくできるので、あまり気にしなくてもいい部分かもしれない。
近々バージョンがアップすると言われ、さらに進化していくWindows Mobile。今回の3機種では、10キー入力のように携帯電話ライクな操作感を持っているため、携帯電話からの買い換えに対するハードルも結構低くなってきている。携帯電話からの買い換えのひとつの選択肢として、おもしろい端末になっているのだ。
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