NTTドコモなど4社、上り最大5.7MbpsのHSUPA対応携帯電話プラットフォームを共同開発

松田真理(マイカ)2008年10月16日 19時46分

 NTTドコモ、ルネサス テクノロジ、富士通、シャープの4社は10月16日、HSUPA/HSDPA/W-CDMAとGSM/GPRS/EDGE(第2世代携帯電話)に対応したワンチップLSI「SH-Mobile G4」および携帯電話プラットフォームを共同開発すると発表した。2009年度第4四半期(1〜3月)の開発完了を目標としている。

 HSUPAとは、通信の上り回線を高速化した規格。上りの通信速度を従来の384kbpsから最大5.7Mbpsに高められるという。これにより、大容量データもより速く送れるようになる。また、下りの通信速度を高速化するHSDPA cat.8への対応により、下り最大7.2Mbpsの通信も可能だ。

 SH-Mobile G4は、45nmプロセスを新たに採用し、HD(高品位)対応の動画処理や3Dグラフィック性能など向上させる。

 NTTドコモとルネサスは2004年より、デュアルモード通信を処理するベースバンドLSIと、アプリケーションプロセッサをワンチップ化したLSI「SH-Mobile G series」の共同開発を進めてきた。SH-Mobile G4は4番目の製品になるという。

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