TUAWの記事によれば、AppleはMac OS X 10.6のリリースを「Macworld 2009」に予定している可能性があり、確かにこの開発サイクルに収まる。Microsoftは先日、Windowsの次期バージョンを2009年末までに発表したいと述べた。
この記事でもう1つ興味を引くのは、10.6がIntelにのみ対応したリリースになるということだ。PowerPCチップを使った古いMacのユーザーはLeopardにアップグレードできたが、記事では、Appleは次期リリースでPowerPCのサポートを切り捨てる可能性が示唆されている。
Jobs氏の基調演説の大部分はMac OS Xについてである可能性が高いが、次期バージョンについてどの程度事前に公開されるのかは、まだわからない。多くのAppleユーザーの疑問の1つは、Appleが次期リリースにどのネコ科動物の名前を選ぶかということだ。
Ars TechnicaのInfinite Loopは4日、「Snow Leopard」が次期バージョン名の候補に挙がったとレポートしたが、現行バージョンがLeopardであり、紛らわしいだろう。TUAWのサイトの投票では、「Cougar」がトップであり、以下「Lynx」「LOLcat」と続いているが、「LOLcat」は除外できるだろう。
WWDCのプレゼンテーションの3番目の柱はAppleの「.Mac」サービスになるだろう。先を争うように複数の新しいドメイン名を取得したり、「iPhone SDK」のコードの文字列に新しい名前の兆候が垣間見られたりするなど、最近、Appleがインターネットにおける自身のプレゼンスを再考しているふしが多く見られる。
新しいバージョンの.Macに関して興味深いことの1つは、Googleのようにウェブに精通したパートナーと提携することではなく、Appleがどの程度.Macサービスを自社にとどめるかということだ。.Macサービスはよいアイデアだが、安定性、機能、価格に問題があるため、Macユーザーの間で幅広く利用されているわけではない。
しかし、AppleがサービスのバックエンドをGoogleのような巨大インターネットサービスプロバイダーにゆだね、サービスを使って興味深いやり方でMacとiPhoneを融合すれば、状況は変わるだろう。
いつもと同様、Appleは2008年のWWDCで何が登場し、何が登場しないのかについて、堅く口を閉ざしている。最新のiPhoneがWWDCの初日に実際にリリースされるかどうかはわからないが、いずれにしろ発表の目玉になると予想される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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