Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、モバイルSNSに関する調査を行った。
今回の第3回モバイルSNSに関する調査(下)では、前回の第3回モバイルSNSに関する調査(上)では、モバイルSNSの利用率は35.0%であることがわかった. 今回の調査ではモバイルSNSを知らない、もしくは知っているが利用していないというユーザーに対する意識調査を行った。
≪調査結果サマリー≫
まずQ1では、前回の調査でモバイルSNSを「知っているが、利用はしていない」と回答した75人に対して、利用していない理由を尋ねた。 その結果、「面倒だから」という回答が50.7%で最も多く、次いで「自分の情報が他人に見られるのが嫌 だから」の37.3%、そして「興味がないから」が33.3%で続く結果となった。
ユーザーがモバイルSNSを利用しない理由として、「面倒だから」という回答が最も多く唯一50%を上回っていることを考えると、SNSサイトの運営・企画者には、いかにわかりやすく、そして簡単に始めることが出来るような仕組みが求められるのではないだろうか。
また、「パケット代がかかるから」と回答したユーザーが26.7%、そして「通信速度が遅いから」と回答したユーザーは21.3%となっている。
ケータイ白書2007によれば、パケット定額制の普及率は2006年10月の時点で58.8%となっている。通信速度に関してみても、2007年3月現在での3G携帯端末の契約数に対する普及率(推計)は73%となっており、現在ではさらに多くのユーザーが定額制や3G端末を利用していると考えられる。
このままパケット定額制や3G携帯のように高機能機種が普及することで、モバイルSNSサービスは必然的にその利用率を高めていくのではないだろうか。
続いてQ2では、現在モバイルSNSを利用していないという175人のユーザー(「知っているが、利用はしていない:75人」と「モバイルSNSを知らない:100人」の合計)に対して、今後の利用意向を尋ねた。 その結果、利用意向があるユーザー(「非常に利用してみたい」と「少し利用してみたい」の合計)は30.7%にとどまることがわかった。
Q2の調査結果から明らかになったように、半数以上である69.3%のユーザーが今後もモバイルSNSを利用する意向はないと回答したことには注目する必要があるであろう。 この背景には、Q1で明らかになった面倒臭さやプラバシー上の問題、そして料金や端末の問題等もあると考えられるが、それ以上にモバイルSNSと相容れないユーザーやターゲット層というものが存在しているのかもしれない。
もし、SNSとは結びつかないようなターゲット層のニーズをくみ取りことができ、そしてそれをわかりやすく簡単なサービスとして紹介することができたのなら、今後モバイルSNS業界はさらなら拡大を遂げる可能性があるのではないだろうか。
Webマーケティングガイドでは、今後もモバイルSNS業界について定点的なリサーチを行っていく予定である。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年09月20日〜2007年09月25日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :15歳から49歳の男女
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
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