Webマーケティングガイドでは、モバイルのインターネット調査会社のネットエイジアリサーチと共同調査のもと、20代男性の携帯電話の利用状況についてモバイルリサーチ調査を行った。
前回の第1回20代男性のモバイル利用に関する調査では、20代男性のメールの送受信数やメールをする時間・インターネットをする時間について調査したが、今回は携帯コンテンツの利用目的や有料コンテンツ・無料コンテンツについて調査を行った。
すると、携帯コンテンツの利用目的として「着うた/着メロ」「天気/ニュースなどの情報」が非常に多いことが分かった。 また、無料コンテンツの登録状況については、20代男性の90%以上が登録していることが浮き彫りになった。
今回の調査対象は、20代男性のモバイルユーザー300人。 キャリア比はDoCoMo:48.7%、au:36.7%、SoftBank:14.7%となっており、 職業比は、社会人:46.9%、学生:37.3%、パート・アルバイト:10.7%、その他:5.1%となっている。
Q1でどのような携帯コンテンツを利用しているのか利用頻度の高いものを5つまで回答してもらったところ、「着うた/着メロ」が64.7%と最も多く、次いで「天気/ニュースなどの情報」が58.7%、「ゲーム」が41.7%と続く結果になった。
以前調査した20代女性の携帯コンテンツの利用と比較すると、20代女性は、圧倒的に「着うた/着メロ」が多く76.0%、次いで「交通/路線などの情報」が38.7%で、その他にも「デコメ」や「音楽/映画/アーティスト」などのエンターテインメント性の強いコンテンツが挙げられており、情報収集のために利用していると考えられる男性ユーザーとは利用目的が異なることが伺える。
Q2では、携帯電話を使ってしたいことを尋ねたところ、「友人や家族とのコミュニケーション」が62.3%と最も多く、次いで僅差で「暇つぶし」が61.7%と続き、「情報収集」は52.0%という結果になった。
これらの利用目的を考慮すると、20代男性は若年層であるためか、携帯電話を多目的で利用していることが伺える。 また、スケジュール管理に関しては、20代男性でも社会人が活用していることが伺えたり、オンラインショッピングの割合も21.3%となっており、20代男性も女性ユーザーのように、携帯電話モバイルインターネットショッピングのツールを活用する傾向にあると言えるだろう。
Q3では、現在有料コンテンツと無料コンテンツのそれぞれについていくつ登録しているか尋ねた。 すると、有料コンテンツは「1〜4つ」が53.3%と半数以上おり、次いで「なし」が40.7%と続いた。
一方、無料コンテンツについては、「1〜4つ」が46.7%と最も多く、次いで「5〜9つ」が23.0%となり、1つも登録していない男性ユーザーはわずか8.3%にとどまる結果になった。
無料コンテンツで5つ以上登録している男性ユーザーを合わせると45.0%おり、男性ユーザーが無料コンテンツの登録に対して、非常にアクティブであることが分かる。
また、20代女性と同様に、有料コンテンツよりも圧倒的に無料コンテンツを利用している割合が高く、20代男性にもお金を払ってまで登録したくはないが、無料であれば登録したいという意識があることが伺える。
近年、無料・有料コンテンツが数多く市場に出回っており、ユーザーのコンテンツ登録への目がシビアになる中、いかに差別化し、興味を喚起できるか否かによって、有料コンテンツへの登録状況も変化すると考えれる。
そして、無料コンテンツであっても、ユーザーは個人情報への関心を高めており、コンテンツの内容や料金だけではなく、安全性(セキュリティ)も重要になってきている。
本調査は、業界の全般的な調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
サンプル数 :300
調査期間 :2007年09月21日(金)〜2007年09月25日(火)
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
対象者 :20歳から29歳の男性
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。 アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。 調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。
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