「Galaxy Note 7」のリコールを発表したサムスンが、販売済みのすべての端末について交換に応じると述べた。Galaxy Note 7を購入した米国内の消費者に対し、新品と交換するか、「Galaxy S7」または「Galaxy S7 Edge」と交換して差額を返金するという。サムスンは米国時間9月2日、Galaxy Note 7のバッテリに不具合があったという35件の報告を受け、爆発したケースもあったことを明らかにしていた。
一方、消費者の権利を保護する団体であるConsumer Reportsは、今回のリコールの手法について厳しく批判した。2日の時点でNote 7がまだ販売されていたことを確認したとしている。
また、サムスンは米消費者製品安全委員会(CPSC)と連携するべきだとConsumer Reportsは述べた。Note 7に潜む問題が、米消費者製品安全法(Consumer Product Safety Act)の条項に該当するためだ。米政府に消費者の安全を確保するための対策を講じる権限が生じるという。Consumer Reportsによると、Note 7のケースでは、製品に「実質的な製品の危険」と「重傷または死亡に至る不合理なリスク」を生む恐れのある欠陥が存在するという基準に従って、CPSCに直ちに報告する義務がサムスンに発生するという。
サムスンとCPSCはコメントを控えた。
リコールで具体的に次に何をすべきかという明確なガイドラインを消費者に提示する必要があるとConsumer Reportsは述べている。CPSCが関与する正式なリコールが行われれば、Note 7の販売を継続する行為はすべて違法となるはずだとしている。リコールに関するサムスンの声明には、端末を「自主的に交換」すると記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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