また、Q2-2ではQ2-1で回答したメディアの中で最も多く経験したことがあると思うメディアを回答してもらった。その結果、Q2-1同様に「インターネット」が最も多く42.3%、次いで「テレビ」の38.9%、そして「雑誌」の10.7%と、Q2-1と同じ順位結果になった。
この結果はあくまでもユーザーの自己判断によるものであるため、各メディアの絶対的な評価をするものではない。また、インターネットリサーチの結果だという点も考慮する必要がある。「インターネット広告がテレビ以上に効果がある」わけではもちろんない。個人的な経験から考えると、テレビ広告の影響力はやはり絶大であると思っている。
今回このような結果が出たのは、インターネット広告が直接的に購入や資料請求に結びついていること、また能動的なメディアであるためユーザーの記憶に残りやすいメディアであるのかもしれない。これはあくまでも仮説であるが、このデータの背景にはそういった各メディアの特性の違いがあると考えられる。
Q3では、インターネット広告経由でオンラインショッピングをしたかどうかを尋ねた。その結果、「広告経由以外からオンラインショッピングを行った」ユーザーの方が多く67.4%。「広告経由でオンラインショッピングを行った」と回答したユーザーは50.4%となった。
また、Q4ではQ3で広告経由でオンラインショッピングを行ったことがあると回答した252人に対して、具体的な広告の種類を尋ねた。その結果、「メールマガジン」と回答したユーザーが最も多く70.2%。次いで、「バナー広告」の57.1%、そして「リスティング広告」の16.7%が続く結果となった。
インターネット市場は量的な拡大から質的な成長フェーズへと変化してきている。そのため、最近ではCRMへの関心が以前にもまして高まってきているように感じる。今回のリサーチ結果は、CRMにとって重要なメールマガジンの重要性を再認識するものとなった。
次回の「広告に対する意識調査」ではユーザーの広告に対する“意識”について触れたいと思う。
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本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方はリサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象:10代〜60代までの男女500人
調査期間:2009年9月25日〜2009年9月28日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
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