NECは8月20日、同社の顔照合技術を用いて、デジタルサイネージやKIOSK端末での販売活動を促進するシステム「Adface(アドフェイス)」を発売した。来場者の顔に似ているキャラクターをディスプレイに表示することで、来場者の興味を高め購買につなげる考え。
Adfaceは、顔照合機能と販売プロモーション機能を搭載したソフトウェア。イベント施設や店内のディスプレイに設置したカメラで来場者の顔を撮影し、自動で分析する。分析結果をもとに、あらかじめ登録した写真の中から似ているキャラクターを抽出しディスプレイに表示する。
また、分析した顔をもとに性別や年齢を割り出し、イベントスケジュールや商品情報、携帯電話で利用できるクーポンなどを配信し購買を促すという。このほか、キャラクターの顔にどれくらい似ているか分析した「マッチング率」や、マッチング率に応じたコンテンツを配信できるとしている。
価格は、ソフトウェアを搭載したPCとカメラ、46型ディスプレイなどの基本構成で145万円。同社では今後3年間で、エンターテインメント業界やメディア業界を中心に150システムの販売を目指す。
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