ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは同社が提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
Googleが開発した携帯向けOS「Android(アンドロイド)」を搭載した初の携帯電話「グーグルフォン」が9月24日、米国で発表され、話題となっている。そこで国内ネットユーザーのAndroidに対する意識を調査し、20代から40代を中心とする男女422名の回答を集計した。
回答者のメイン利用携帯キャリアは「ドコモ」が41.7%、「au」が29.9%、「ソフトバンク」が18.7%、「WILLCOM」が6.4%。以下「ソフトバンク(iPhone利用)」「イーモバイル」「その他」が各2%未満。
Androidを知っているか聞いたところ、「知っている」と回答したのは全体の13.7%。「名前は知っているが詳しくは知らない」が25.6%で、認知している人は全体の4割程度だった。
性別では、男性の半数近くが認知しているのに対し、女性の認知度は3割未満。また世代別では、30代の認知度が4割を超え、20代、40代に比べ関心が高い様子を伺わせた。
Androidの搭載により「携帯電話の開発コストを10%削減できる」というメリットを伝えた上で、Androidを搭載して欲しいメーカーを複数回答形式で聞いたところ、「シャープ」が31.8%でトップ。続いて「パナソニック」「ソニー・エリクソン」「NEC」の順に各20%台で上位を占めたが、「どこにも該当しない」も27.7%だった。
利用携帯キャリア別に見ると、ドコモユーザーでは3割以上が「パナソニック」「NEC」を希望し、次いで「シャープ」「ソニー・エリクソン」の名が挙がった。一方auユーザーでは「ソニー・エリクソン」が37.3%でトップ。2位以下の「カシオ」や「シャープ」の20%台を引き離した。
Android搭載のスマートフォンを出して欲しいメーカーも全体では「シャープ」が30.8%でトップ。「ソニー・エリクソン」「パナソニック」「NEC」がそれぞれ20%台で続いたが、携帯キャリア別ではドコモユーザーで「NEC」、auユーザーで「ソニー・エリクソン」がトップだった。
Androidを搭載してほしいメーカーへの期待が利用中の携帯キャリアによって異なる点が興味深いが、特にauユーザーは携帯、スマートフォンともに「ソニー・エリクソン」を1位に挙げた点が特徴的だった。
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