液晶テレビの販売が好調だ。
DisplaySearchの調査によれば、液晶(LCD)テレビの出荷台数は、第1四半期において前年同期比135%の増加となり、テレビ全体の出荷台数に占める割合は3カ月前における15%から17%に増えたという。
液晶テレビの売上高は114%増加し、88億ドルに達した。ハードウェア業界においては、このような数字を達成することは珍しい。出荷台数が大幅に増加しても、価格低下が原因で、出荷総額はそれほど大幅には増加しないのが一般的だからだ。
売上高が増加した要因の1つに、液晶テレビの大型化がある。第1四半期における画面サイズ(画面の対角線の長さ)の平均は前年同期と比べて19%増加した。DisplaySearchによれば、前年と比べて第1四半期は、37インチ以上のテレビが購入される場合が増加したという。
30〜34インチのテレビ市場においては、液晶テレビが従来のブラウン管テレビを追い越したのは初めてとなる(ただし、全体的に見れば、まだブラウン管テレビの人気の方が高い)。
メーカーの順位は、第1四半期においては変動がなかった。自社ブランドとMagnavoxブランドでテレビを販売するPhilipsは、世界市場において13.9%のシェアを占め、液晶テレビメーカーとしてトップの座を維持したが、売上高では4位に甘んじた。対照的に、ソニーは出荷台数では4位だったものの、大型の液晶テレビに注力したことで売上高においてはトップの座を獲得した。
また、シャープが出荷台数でサムスン電子を追い抜いて2位となる一方、サムスン電子は3位に後退した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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