9月22日にNTTドコモから音楽、ゲーム、動画に絞ったモバイルコンテンツ検索ができる「iモード コンテンツ専門検索サービス」を開始するというリリースがあった。音楽とゲームはエフルートの、動画はNTTレゾナントの技術を採用する。
モバイルの検索エンジンがPCの検索エンジンとは違った形で発展している中で、モバイルウェブの担当者は何をすればよいか? 今見えている検索サービスの変化から考えてみたい。
冒頭のリリースにあるように、音楽、ゲーム、動画の専門検索サービスが新たに提供される。現状では「iメニューサイト」と「その他ケータイサイト」に分類されるため、例えば「ケツメイシ」で検索すれば着うたもビデオクリップもその他のニュースも検索結果に表示される。
専門検索サービスを使えば音楽、ゲーム、動画で絞り込みをかけられるようになる。また9月21日に発表されたリリースによると2009年には、利用者の場所と時間に応じて最寄りの飲食店やレジャー施設など探し出せるローカル検索も開始されるようだ。
今後のポイントとしては、対策すべきエンジンが増えることだろう。iメニュー検索の裏ではドコモオリジナルの検索エンジンとGoogleが動いている。今後、これらとあわせてエフルートやNTTレゾナントの新しいエンジンが動くことになるため、専門検索サービスのSEOを行う場合にはこれらの検索エンジンにも対応する必要が生じるだろう。
Googleモバイルもバーティカル検索が日々進化している。従来からキーワードに応じて画像検索やニュース検索が表示されていた。特に2008年になってからはローカル検索が非常に充実しており、映画の上映スケジュールや近所のレストランの口コミ情報なども検索できるようになっている。
映画の上映情報やレストランの情報はロボット型の検索サービスではなく、媒体との連携で成り立っている。したがって、SEOを実施することはできない。また、Googleと連携した媒体が検索結果において優先されるという動きは確認できていない。
検索結果の順位には何ら影響しないと思われる。今のところGoogleで対策可能な検索サービスとしては、「画像検索」「携帯サイト検索」「PCサイト検索」の3つになる。
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