最終更新時刻:2009年11月28日(土) 10時00分

マーケティングチャンネル

ケータイとPCの検索における5つの違い

中島淑志(アウンコンサルティング)

2008/05/09 07:00  

携帯電話の検索エンジンのインフラ面はまだまだ未成熟

 インフラの面ではPCと比較して貧弱であるといわざるを得ない。具体的にはクロールの頻度とインデックスの更新頻度の2つだ。特に一般サイト向けの検索エンジンではこの傾向が強い。

 PCでは、3日に1回くらいはクロールが行われる。サイトによっては毎日行われるという場合もある。しかしながら、モバイルサイトのクロールはPCほど頻繁には行われておらず、1週間に1度、場合によっては1カ月に1回というサイトもあるくらいだ。

 クロール後インデックスされるまでに要する時間もモバイルサイトのほうが長い傾向にある。PCでは2、3日でインデックスが更新されるのに対して、モバイルでは、1〜3週間程度を要している。

 つまり、クロールされインデックスされるまでに最大で7週間程度かかることになる。これは対策をしてその効果が現れるまでに最大7週間かかることを意味する。

3.公式サイト・一般サイトの区別

 PCでは、メーカーやアーティストなどが運営する公式サイトはあっても、「キャリア」が認定する公式サイトというものは存在しない。しかし、ご存知のように、モバイルサイトでは、キャリアが認定する「公式サイト」というものが存在する。

 ドコモが提供するiメニュー検索やKDDIの提供するEZweb検索サービスの公式の枠に表示させるためにはキャリアの公式サイトに認定されなければいけない。また、公式サイト用の検索サービスには独自の仕様が織り込まれており、それらも考慮しなければならない。

4.キャリア/端末の識別

 キャリア/端末によって利用可能なサービスが異なるため、サイトを訪問した携帯電話が自社の提供するサービスに対応したキャリアや端末であるかを確認する仕組みを導入するのが一般的だ。

 例えば、筆者の携帯電話はauの3G端末で着うたにはかろうじて対応しているものの、デコレーションメールには対応していない。着うたサイトでは通常にコンテンツをダウンロードできるが、デコメのサイトでは対応機種ではないというエラーページが表示されるものもある。

 端末の違いは、IEとFireFoxのようなブラウザ以上の違いがある。

5.IPアドレスによるアクセス制限

 PCサイトがインターネット上でオープンにどこからでもアクセス可能な状態であるのに対して、モバイルサイトの多くは、携帯電話端末からのアクセスに限定するために、キャリアIPアドレスによるアクセス制限を設けている。

 これら5つのポイントがそのままモバイルSEOを実施する際のポイントにもなる。今回はポイントを整理したので、「実際にどう対策すればよいか」については次回以降、順を追って解説させていただく。

アウンコンサルティング株式会社

1998年6月設立。1999年、日本国内でいち早くSEOを事業化。コンサルティングファームとして、検索エンジンマーケティング(SEM)の認知向上と市場の拡大に尽力し、上場企業を中心に多くの企業のマーケティング戦略を支援する。得意とするPCおよびモバイルのSEM支援で蓄積したナレッジを背景に、SEMを自社運用する企業向けのサービスも開始。米国、中国等に進出する日系企業の海外マーケティング支援も行うなど活動の幅を広げている。2005年11月東証マザーズ上場。絶えず変化するモバイルマーケティング動向を読み解き、最新のモバイルSEOおよびSEMを解説。「モバイルSEO&SEM Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

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