1画面目には携帯電話サイトが5件、PCサイトが2件表示される。Yahoo!ケータイ同様に、1画面目に1位から5位が表示され、2画面目には1位から10位までが表示される。
また、SoftBank端末はYahoo!ケータイにリダイレクトされる仕組みになっており、Yahoo!モバイルにはアクセスできない仕組みになっている。このことは意外に知られていない。オーバーチュアの広告は検索結果の上と下に2件ずつ、計4件が表示される。
まとめてみると各検索エンジンと検索対象サイトのマトリックスはこのようになる。
公式サイトであっても、GoogleモバイルやYahoo!モバイルへの対策が可能である。むしろ、この2つに対応できていないと、57%のユーザへのリーチの機会を失うことになる。したがって各サイトのウェブマスターが最適化すべきエンジンは次のようになる。
また、公式サイトがSEOを行うにあたり特に注意しなければいけないのはモバイル特有の「環境的要因」だ。特に公式サイトがGoogleモバイル、Yahoo!モバイルに対策する場合この環境的要因がネックになり対策できていないという事例が多い。
公式サイトの場合、キャリア(ドコモ、au)のゲートウェイからしかアクセスできないように設定しているケースが多い、一般サイト用のクローラーはキャリアのゲートウェイとは異なるIP帯域で動作している。
キャリアと提携しているGoogleにおいても例外ではない。そのため、キャリアのゲートウェイだけではなくクローラーの動作しているIP帯域からのアクセスも受け入れなければ、そもそもクロールも行われず検索結果にも表示されない。
ゲートウェイからのアクセスに限定することでセキュリティを保っている場合、すべてのネットワークからのアクセスを受け入れることによって、なんらかの不具合が発生する恐れもある。そのため、単純にすべてのネットワークからのアクセスを受け入れるというわけにもいかないだろう。
Googleモバイル、Yahoo!モバイルは、3キャリアのどの端末からでも利用可能である。
例えば、3キャリアの公式サイトを運営しており、ドコモ専用サイト、au専用サイト、SoftBank専用サイトと3つ立ち上げていたとする。この場合、au端末で検索した際にドコモ専用サイトが検索結果に表示される場合がある。当然この場合、端末からページを表示することはできない。
現状、特にGoogleにおいては、検索した端末に対応したサイトだけを検索結果に表示するといった対応はとられていない。なので、Googleモバイル、Yahoo!モバイルに対策する場合は、サイト運営者側で非対応端末からアクセスされた場合を想定してサイトを構築しておく必要がある。
まずこの点において自社のサイトに問題がないか、確認が必要である。
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