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「Retty」が実践した“年200件のUI改善”に学ぶ--考えるよりも仮説を即実装

2016/01/26 08:00
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 プロデュース、マーケティング、エンジニアリングなどウェブサービスの運営に携わる全ての担当者にとって、ユーザーの活発な利用を促進するユーザーインターフェース(UI)の企画と開発は大きなテーマである。提供されるサービスが価値の高いものであったとしても、ユーザーにとってUIが使いやすいか否かで、サービス全体のKPIの達成が大きく左右されると言っても過言ではない。

 こうしたUIの刷新と評価をスピーディに進め、ユーザーの利用促進を成功させた好例が、グルメサービス「Retty(レッティ)」だ。2011年6月のサービス開始から利用者数は順調に伸び、2015年11月には月間利用者数が1500万人を突破。投稿されたクチコミの件数は2015年12月に200万件を突破するなど成長している。その背景には、年間200件を超えるUIの改善が挙げられるのだという。

 RettyのデザイナーチームはどのようにUIを見直し、サービス成長の原動力を生み出してきたのか。デザイナーの近藤雄亮氏に話を聞いた。

グルメサービス「Retty」のデザイナーを務める近藤雄亮氏
グルメサービス「Retty」のデザイナーを務める近藤雄亮氏

ユーザーの視点でUIデザインを考える

--まず、RettyのUIデザインにおける基本コンセプトについて教えてください。

 Rettyでは、運営の基本的な考え方として“User Happy”があります。つまり、プロダクトとして価値のあるものを作り、人が集まる場所を生み出す。そして、そこで生まれた良い体験を通じてユーザーが幸せになって初めて、そこにビジネスが生まれるという思想です。

 UIはその思想を実現する手段だと考えています。ユーザーがサービスに何を求めていて、あるいはどのような課題を持っているのか。こうしたニーズを、デザインの力やサービスが作り出すストーリーを通じてどのように解決していくかが、UIデザインの大きなミッションだと考えています。

RettyのPC版ウェブサイト
RettyのPC版ウェブサイト

--自分たちの中にUIに対する確固たる考えがあるのではなく、あくまでも「ユーザーの声がUIを考えていくベースにある」というアプローチということでしょうか。

 そういうことですね。自分たちがやりたいことはユーザーの課題を解決したいということであり、それがチームのモチベーションになっています。

--“良いユーザー体験”という言葉には幅があると思いますが、Rettyが考える良いユーザー体験とはどのようなものでしょうか。

 目指すところは、シンプルに良いお店が見つかるということ。そして実際に見つけた飲食店を利用して、「行ってよかった」と思ってもらえることが最終的なゴールだと考えています。サイトで見たら良さそうだったが、実際に行ってみたらあまり良くなかった、というのはよくあることだと思いますが、そういう状態を作らないことが重要だと思っています。

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