本村:大きく2つに分けています。1つはテレビとAV機器が好きないわゆるオーディオ&ビジュアルファン層。もう1つは、PC関連やネットワークに強く、なおかつ録画系の文化を理解している層です。後者を私たちはデジタルファン層という呼び方をしているんですが、デジタル系の知識に明るい方もかなり楽しんで使っていただけるのではないかとみています。
ただ、CELL REGZAはハイエンドユーザーだけの製品とは捉えていなくて、テレビを大好きな人が最終的なターゲットですね。REGZAのシリーズでいうと内蔵HDDと外付けHDDの両方に対応した「H9000」シリーズを選ばれるお客様にあたります。
これはオーディオ&ビジュアルファンの層とも、デジタルファンの層とも異なって、すごく純粋にテレビが好きな人。録画を楽しんでいる人をイメージしています。CELL REGZAのタイムシフトマシンやローミングナビは、こういう人たちにものすごく便利なテレビなんです。
本村:パソコンやレコーダーとは少し違って、テレビってやっぱり家族みんなで見るものですよね。テレビは家庭の究極のエンタテインメントマシンであるべきだと思います。もちろんなくても生活できますし、今はワンセグなどパーソナルでテレビが楽しめるアイテムも登場している。
ですが、大画面のCELL REGZAを見ればその画質、音質を見て感動していただけるはずです。その感動は一部のユーザーのものではなくて、生活しているすべての方がターゲットに入ってくると思っています。
本村:人間て欲求に限りがなくて(笑)。次のモデルは「こうしたいな」というアイデアはもう出ています。今後の進化の方向についてはいくつか考えていて、1つは次世代モデルで実現したいなと思っている方向。具体的には言いませんが、いくつか見えている機能もあります。もう1つは、ソフトウェアアップデートで55X1を進化させる方向です。せっかく約100万円もするテレビを買っていただくわけですから、購入後も進化させていきたいです。
本村:とにかく使って、触ってみてほしいです。実際に見て、聞いていただければ、通常のテレビとの画質、音質の違いというのは実感していただけると思います。
その後で、ローミングナビやタイムシフトマシンなどの機能で感動してほしいです。あとはデザインですね。CELL REGZAのデザインは、プロダクトデザインのトレンドよりもテレビとしてあるべき姿を追求してデザインしたフォルムです。その究極のフォルムをぜひ、近くで見てください。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」