東芝は10月5日、Cell Broadband Engineを搭載した液晶テレビ「CELL REGZA 55X1」を発表した。HDD容量3Tバイト、14個のデジタルチューナーと地上アナログチューナーを搭載し、“全部録り”機能を備えた液晶テレビだ。12月上旬から発売する。価格はオープンだが、店頭想定価格は100万円前後。
55X1は、55V型液晶テレビとチューナーのセパレート構成。チューナー部には2Tバイトのタイムシフト用と1Tバイトの通常録画用のHDDを備える。タイムシフト用HDDには、過去約26時間分の番組を最大8チャンネル分一時保管することが可能。録画保存した番組は、独自のアルゴリズムで関連づけて検索できる「ローミングナビ」により、タイトル、人物、ジャンル、キーワード別に検索することができる。
さらにEPGは、通常の番組表に加え、放送済みの番組表表示も実現。まる1日放送をさかのぼってみたい番組を視聴できるという。
1920×1080ドットのフルHDタイプのパネル部は、バックライトに白色LEDを採用し、1250カンデラのピーク輝度と500万対1のダイナミックコントラストを実現しているとのこと。画面を512分割して、制御するLEDブロックアレイと合わせて輪郭描写にも優れる。
本体にはOpera Software ASA社と共同開発したOperaブラウザを搭載。インターネットサイトをフルHD解像度で高速に表示でき、YouTubeの動画コンテンツも高画質で視聴できるとしている。
月産販売目標は約1000台。東芝では今後、4K2Kモデルや3DタイプなどのテレビにもCell Broadband Engineを導入していきたいとしている。
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