ソニーはテレビに集中します。私たちの現時点での関心はテレビだけです。絶対に変わることはないと言うつもりはありませんが、現時点では、最も複雑で狙いがたい分野です。有機ELディスプレイは、大型化すればするほど、複雑になり、小型化すればするほど、シンプルになります。ですから、携帯電話などの製品への投入は簡単でしょうが、それには関心はありません。私たちが主に関心を寄せているのはテレビです。私たちのエンジニアリングの中心はテレビであり、投資の中心もテレビです。
それは実験の次の段階のものと言ってもいいでしょう。私たちがしていること、わたしたちがしている方法は新しいものです。私たちはコンテンツを提供して人々を楽しませようとしています。ストリーミングなので、コンテンツ保護の問題はありません。(中略)(しかし)国内の帯域幅は非常に厳しい問題です。
米国の大きな問題は、インターネットや回線からコンテンツを配信するのに十分な帯域幅がないということです。日本にはずっと優れた回線があります。韓国、ヨーロッパも同様です。ですから、まだ実験段階です。私たちは、将来、もっといろいろできることを願っています。今回は最初の実験で、今後も実験を行い、結果を確かめようと思っています。
将来的には可能性があります。わたしはその可能性を排除するつもりはありませんし、ソニーの誰もが排除しないと思います。(しかし、)これは良い第一歩だと思います。
ソニーや他のBlu-rayパートナーの貢献ではなく、ソーシャルネットワークとしてこれを開拓していかなければならないため、そのような取り組みについては、まだまったくわかりません。これからは実際に利用されているお客様からの貢献もあることでしょう。
Blu-rayが現在よりももっとインタラクティブなものになることが、私たちの夢です。1番の夢は、画面表示と連携し、ユーザーが画面に表示してほしいと思うものに変更できるようにすることです。2番目の夢は、インターネットを通じて他の人たちと交流できるようにすることです。理論的には、将来、友だちと同じ映画を見ながら、テーマを変更したり、エンディングを変えたり、いろいろなおもしろいことができるようになるでしょう。将来は交流の一種になるでしょう。(中略)そして、今後2〜3カ月の間にもっと多くの(Blu-ray)製品が発売される予定です。
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