1972年8月3日に発売された世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」。まもなく、40周年を迎える。それ以前の電卓は業務用機器と位置付けらており、電卓を身近にした初の端末という。 カシオ計算機は、「家庭で使えるようにしたい」という思いから開発に着手。回路や表示、キーボードなどに新技術・新発想を採り入れ、カシオミニはこれまでの4分の1以下となるサイズと3分の1以下となる1万2800円で販売した。 開発のきっかけは、1970年代はボウリングが流行しており、スコア計算のために「気軽に持って行ける電卓があると便利だ」という思いがあったのだという。 10カ月で100万台、シリーズ累計で1000万台という大ヒット商品になった。 大ヒットの裏側には、製品そのもののよさに加え、当時3万あったという文具店での販売ルートを確保したことにもあるとしている。 なお、40周年を記念し、カシオでは「カシオミニ発売40周年記念 ミニチュア復刻版 プレゼントキャンペーン」を12月31日まで開催する。電卓の購入者を対象にしたもので、詳細はカシオのウェブサイトに記載されている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
CNET Japan(Facebook窓)