ソニーは9月7日、フルハイビジョン3D映像の投影に対応した家庭用ビデオプロジェクタ「VPL-VW90ES」と、VPL-VW90ESの光学技術の一部を踏襲したスタンダードモデル「VPL-HW20」の2機種を発表した。
VPL-VW90ESは、1系統の光学エンジンによるフルハイビジョン3D映像の投影を実現したモデル。同社によると業界初という。
「フレームシーケンシャル表示方式」の採用により、右目用、左目用のフルハイビジョン映像を高速で切り替えて交互に再生する。その映像表示と同期して交互にレンズシャッターを開閉する付属の専用アクティブシャッターメガネを使用することで、フルハイビジョン3D映像の再生を可能にしたとしている。
独自の新開発ハイフレームレート対応フルHDパネル「SXRD」を採用。240Hzで高速駆動させ、左右の映像が二重に見える「クロストーク」現象を抑えるという。さらに、光の量を自動制御する「アドバンストアイリス3」技術との組み合わせにより、15万対1の高ダイナミックコントラスト比を実現した。
本体には2D映像を3Dに変換して再生する「2D→3D変換機能」も搭載する。発売は11月20日。価格は72万4500円になる。
VPL-HW20は、VPL-VW90ESの光学技術の一部を踏襲することで、8万対1の高ダイナミックコントラスト比と、1300ルーメンの高光出力を実現したスタンダードモデル。リビングなどでの使用にも配慮し、輝度を向上させながらNTSC比90%の広色域を維持したとしている。発売は10月21日。市場推定価格は30万円前後になる。
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