ソニーは8月3日、新システム設計によりディスク読み込み時間を従来モデルに比べ約50%に短縮した、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-S370」を発表した。9月17日に発売する。市場想定価格は2万5000円前後。
ディスクの読み込み時間を短縮したほか、電源を入れてから素早く立ち上がる「高速起動モード」も搭載。電源オフの状態から約3秒でトレイがオープンするなど、電源起動から一貫して高速化を追求したという。
独自のアルゴリズムにより、すべての映像信号をプログレッシブハイビジョン出力する「プレシジョンシネマHDアップスケール」技術を搭載。上、下の画素補間だけでなく、斜め方向の画素も認識して補間するため、エッジの出やすかった斜め方向の映像に対してもノイズの少ない映像に変換して再生するとしている。ただし、著作権が保護されたDVDソフトのアップスケールにはHDMIケーブルでの接続が必要となる。
BDP-S370をインターネットに接続すれば、ディスク挿入時に、タイトル名やジャケットイメージ、監督、俳優、アーティスト名など、映画、音楽作品の情報を自動的に取得して表示するコンテンツ情報提供サービス「Gracenote」(グレースノート)に対応。
「Xperia SO-01B」や「iPhone」などの各スマートフォンを、ネットワーク経由でリモートコントローラとして使用できるソニー製のアプリケーション「BD Remote」を用意。Gracenoteで取得した情報を表示するほか、関連情報をYouTubeで検索することもできるとしている。
本体サイズは、従来モデルから約35%薄型化した約高さ36mm×幅430mm×奥行き219mmを実現。再生可能ディスクはBDソフトのほか、録画されたBD-R、BD-RE、DVD、CD、SACDなど。USB端子も付属しているため、USBメモリや外付けHDD内に保存された動画、音楽ファイルなども再生できる。
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