ソニー、他社のテレビまで操作できる「おまかせリモコン」装備--新Blu-rayレコーダー

加納恵(編集部)2010年02月08日 14時53分

 ソニーは2月8日、Blu-ray Discレコーダーに「BDZ-RX105」(RX105)など、4機種の新商品を発表した。「HANDYCAM」や「WALKMAN」といった機器とのリンク機能を強化しているという。2月27日から順次発売される。

 発表されたのは、ダブル地上、BS、110度CSデジタルチューナーに加え、1TバイトのHDDを内蔵したRX105、500GバイトHDDの「BDZ-RX55」(RX55)、320GバイトHDDの「BDZ-RX35」(RX35)と、シングルチューナーモデルに320GバイトのHDDを内蔵した「BDZ-RS15」(RS15)。

 いずれも、MPEG-4 AVC/H.264による、ハイビジョン画質で10倍の長時間録画に対応したほか、ソニーブランド以外のテレビでもチャンネル切り替えまで操作できる「おまかせリモコン」を搭載した。

 おまかせリモコンは、レコーダーのリモコンでできるテレビの操作範囲を拡大したことが特長だ。対応テレビは、ソニー「BRAVIA」のほか、パナソニック「VIERA」、シャープ「AQUOS」、東芝「REGZA」、日立「Wooo」、三菱電機「REAL」、パイオニア「KURO」の7ブランド。従来の電源オン/オフ、音量調整などの基本操作に加え、電子番組表の表示、カーソルキー、決定ボタンなどの操作が可能になるという。

 また、スカパー!HDチューナーの操作もレコーダーのリモコンからできるため、連動予約がしやすくなるとのことだ。

 ポータブルプレーヤーなどへの番組転送機能も強化された。従来、レコーダーに対応ポータブルプレーヤーを接続すると、直近3日間で録画された番組を自動的にプレーヤーに「おでかけ転送」し、プレーヤーに録画してから4日間が過ぎた番組は自動的に「おかえり転送」がされていた。これを視聴履歴に基づいて最適な番組をおでかけ転送する「おまかせ更新転送」へと進化。プレーヤー側で番組が視聴済みであれば、自動的におかえり転送してくれるという。対応プレーヤーは2008年秋以降のWALKMANと、「プレイステーション・ポータブル(PSP)」「PSP go」となる。

 このほか、RX105、RX55、RX35のダブルチューナー搭載モデルには、別の部屋からでもBlu-ray Discレコーダー内の番組が見られる「ソニールームリンク」に対応。全機種にUSB端子を備え、ワンタッチでデジタルカメラやデジタルビデオカメラで撮影した静止画や動画を、Blu-rayにダビングする「カメラ取り込み」ボタンも搭載する。

  • BDZ-RX105(HDD:1Tバイト、店頭想定価格:16万円前後)
  • BDZ-RX55(HDD:500Gバイト、店頭想定価格:12万円前後)
  • BDZ-RX35(HDD:320Gバイト、店頭想定価格:10万円前後)
  • BDZ-RS15(HDD:320Gバイト、店頭想定価格:8万5000円前後)
BDZ-RX105 「BDZ-RX105」

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