東芝は6月17日、スマートフォンやデジタルビデオカメラなどの携帯機器向けに、128Gバイトの組込み式NAND型フラッシュメモリを発表した。9月から順次サンプルを出荷し、第4四半期(10月〜12月)に量産を開始する。
新製品は、縦17mm×横22mm×厚さ1.4mmの小型パッケージに、32ナノメートルプロセスによる64GビットNANDチップ16枚とコントローラチップを納めた制御機能付128Gバイトフラッシュメモリ。HD画質で16.6時間、SD画質で38.4時間、ワンセグでは645時間の映像データを記録できるとしている。
厚さ30マイクロメートルのチップ薄厚化技術やチップ多段積層技術に加え、大容量64GビットNANDチップを使用することにより、組込み式NAND型フラッシュメモリでは業界最大容量を実現したという。
JEDEC e・MMC Version 4.4に準拠したインターフェースのため、書込みブロック管理やエラー訂正などNAND型フラッシュメモリの制御機能をユーザーが開発する必要がなく、機器への組込みを容易で、ユーザーの新規開発への負担も軽減するとしている。
なお、64Gバイト製品も8月にサンプルを出荷する予定だ。
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