インターネットが広告主のコミュケーション戦略の中核になる時代には、広告主の組織のあり方も変わっていくと思います。私は以下のようなさまざまな考えを広告主は抱えていると思うのです。
本連載では、インターネット中心時代における広告主の組織の考え方例を紹介しました。ここで検討しなければならないのは、インターネットの存在が、広告主のマーケティング活動に対し横断的・中心的であればあるほど、広告主は「部署間連携」や「ハブ的部署」が必要だと思うのです。もしかしたら、「インターネットの価値は広告活動だけに寄与する」と捉え、宣伝部に帰属させるのは間違いで、「インターネット○○部」のような部署が、独立組織化し、しかもハブ的存在になる時代がくるのかもしれません。それを支援する広告代理店の役割は、将来的に一層複雑化すると思います。
大手広告代理店退職後、財団法人社会経済生産性本部において経営コンサルタントの認定を受け、その後1999年9月株式会社オプト入社。2001年1月より同社代表取締役COO。2006年1月より同社代表取締役CEO。慶應義塾大学経済学部卒、産能大学大学院経営情報学研究科(MBA課程)卒、中小企業診断士。デジタルハリウッド大学院教授(「インターネットマーケティング」担当)。「サイバーコミュニティを使った『ニーズ調査』の有効性に関する比較研究」(経営情報学会2000年、共同研究)、「インターネット広告による売上革新」(同文舘出版2006年、共著)等学会・講演活動多数。
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