今後のゲーム市場を担うXbox 360、PLAYSTATION 3、Wiiの3つのゲーム機について、どんな点に魅力を感じるか尋ねたところ、上位10項目は次のようになりました。
●最新の据置型ゲーム機のどこに魅力を感じますか(複数回答)
1 | 映像の美しさ(ハイビジョン対応など) | 43.6% |
2 | 処理性能の高さ | 29.7% |
3 | わからない | 29.3% |
4 | ゲームソフトの豊富さ | 27.8% |
5 | 価格 | 21.0% |
6 | ハードディスクを搭載していること | 20.7% |
7 | 操作の斬新さ(コントローラーを振る、回すなど) | 20.2% |
8 | 操作のしやすさ | 18.6% |
9 | 映像プレーヤーとしての機能 (Blu-ray Disc、HD DVDなどの再生) |
16.5% |
10 | 従来機用のゲームソフトとの互換性 | 16.2% |
最も多かった回答は「映像の美しさ」(43.6%)でした。「Xbox 360」や「PLAYSTATION 3」の精細で美しいハイビジョン映像は、従来のテレビでは味わえない迫力があります。これまで表現の足枷になっていたテレビが進歩したことにより、ゲームの映像表現も新しい時代に突入したといえるでしょう。
「操作の斬新さ」という魅力を挙げた人も20.2%に上りました。なかでも注目はWiiのリモコン型コントローラーでしょう。アクションゲームやスポーツゲームで、コントローラーを振って「剣」や「ラケット」を操作するのは、新鮮の一言です。またPLAYSTATION 3のコントローラーも、傾きや加速度を検知できるセンサーを備えおり、新しい操作性を生み出す可能性を秘めています。ゲームと人間とをつなぐインターフェースは「指先」から「腕」へと広がり、ゲームの遊び方も変わっていきそうです。
意外に回答率が低かったのは、「映像プレーヤーとしての機能」(17.4%)です。PLAYSTATION 3は「Blu-ray Disk」対応ドライブを搭載し、Xbox 360も専用のHD DVDドライブを接続すればハイビジョンの映像ソフトを楽しめます。ただ、肝心の映像ソフトがほとんどない状況とあって、現時点で大きな魅力になっていないようです。
ネットワークサービスも、ゲームファンの目にはまだ魅力的に映っていないようです。ゲームに直結した「対戦(同時プレイ)機能」は9.7%と高いものの、「ゲームソフトのダウンロード販売」(7.9%)、「情報提供サービス(ニュース、天気予報など)」(3.1%)、「映像・音声のダウンロード販売」(2.8%)などのサービスは、総じて低い回答率に止まりました。その真価が問われるのは、これから展開次第といえるでしょう。
ちなみに次世代機によってゲームで遊ぶ時間が増えるかという問いには、45.4%の人が「今と変わらない」と答えました(「今より増える」は16.4%、「今より減る」は3.4%)。かつてのゲームファンが「時間を忘れて」熱中するようなゲームソフトが少しでも増え、ゲームを取り巻く状況が再び進展することに期待したいものです。
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