5位には、航空・衛星写真地図(Google Maps、Yahoo!地図情報など)が入り、「自分の家が衛星写真で見られた」など、その技術の躍進ぶりに驚いたという感想が多く集まりました。また6位のFirefoxには「はじめてタブブラウザを使ったが、けっこう便利」、「Internet Explorerより速い」と、ブラウザの選択肢が一般ユーザーのレベルでも広がりつつありることがうかがえました。またFirefoxの特徴である機能拡張についても、その便利さはもちろん、「どんどん開発されていくオープンソースの強みが発揮されていて、使い込むほどになじむ」と、APIを利用したマッシュアップや、ウィジェットの開発にも通じる、Web 2.0時代の機運を感じさせる意見がありました。
7位はソーシャルネットワーク(mixi、GREEなど)が入り、「疎遠だった高校時代の友人と交流が深まった」、「昔の友達と連絡が取れてよかった」など、「携帯の番号やメールのアドレスはわからない、が、連絡はとってみたい人とつながれた」といった風に、コミュニケーションの微妙な距離感や隙間を埋めてくれるサービスとして、重宝されているようです。アフィリエイトと同じく8位のニンテンドーDSは、製品コンセプトがうまく市場に浸透している様子で、「タッチペンを使って遊ぶのが新鮮だった」、「最近のゲームは難しくてついていけなかったが、子供と一緒に楽しめた」「子供のために購入したが、現在、私自身がハマりまくっている」と老若男女に支持を得、まさに「ハマる」との意見でした。
そして10位にはおサイフケータイが入りました。「どんなものか知っているが、使ったことはない」と答えた人が73.1%と、認知度のわりに「対応機種を持っていない」、「地方で使えるお店がない」などの理由で「使っている」人が4.1%、「大変よく使っている」人が3.3%に留まりました。ハマっている人の感想では「携帯で会員証と小額の支払いの全てが賄えるのが便利。小銭が増えないのがいい」、「財布を持たずにコンビニに行き、あせりましたが、おサイフケータイを持っていたので助かった。それからはコンビニには携帯しか持って行かなくなりました」と、その利便性を絶賛するコメントが多く寄せられました。利用できる店舗が増え、端末におサイフケータイが標準で搭載されれば、一気にブレイクしそうな潜在力が感じられました。
今年も様々なデジタル家電やインターネットサービスが登場しましたが、今回の調査で最も驚かされたのがGyaOの躍進でした。4月25日にサービスインし、12月には500万人ユーザーを突破と、その伸びの速さは、テレビCMなどのプロモーションもありましたが、やはり「無料」の強さによるものではないでしょうか。インターネット広告費の大きな増加が予想される来年のインターネットビジネス。無料サービスの動向には大いに注目していきたいところです。
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