林信行
2005/05/25 17:47
--ニュースサイトからの反響はどうでしたか
Google Newsの価値を認めて支持してくれるところが半分、非難するところが半分でしたね。そして、Google Newsを実際に始めて見ると、ユーザーたちがそれまでよりもたくさんニュースを読むようになったことがわかりました。
それだけニュースサイトへのトラフィックも増え、ニュースサイトの広告ビジネスにも貢献できているはずです。
また、実際にニュースを書く記者たちの多くも、同じテーマについての異なる情報や、異なる視点を調べるツールとして役立ててくれています。しかし、その一方でGoogle Newsが独自にニュースサイトをやりたがっているとか、既存のニュースサイトからのトラフィックを奪おうとしているといった誤解が広まっていました。
我々はニュースを編集することにも、既存ニュースサイトと競合するつもりも一切なく、むしろユーザーがそこへたどり着く流れを作っているのだと思っているのですが……。
--そういう意味では、Google Newsにおいてソース記事のトップとして表示されるか否かは、ニュースを提供する企業にとって重要なポイントになると思いますが、この点についてはどのようにバランスを取っているのでしょう。
同じトピックについても、表示される順番は頻繁に入れ替わっています。我々がGoogle Newsでやろうとしていることは、ニュース記事による同じテーマについての討論とも言えるかもしれません。
ニュースの発信者に対する独自の格付けも採用していますが、それと同時に情報の新鮮さも重視しています。ニュースの多くは、時間の経過にあわせて状況が変化して発展していくものです。こうしたいくつかのパラメーターから純粋に計算だけで、ニュース記事を選び出し、順番を決めて表示するのがGoogle Newsの目指すところです。
すべて計算だけでやろうとしているため、最初の頃は見出しと写真が合致していないといった問題もありましたが、我々は常に技術の改良を続けています。
--ユーザーが欲しい情報を重点的に表示するパーソナライゼーションについてはどうでしょう。Krakatoa Chronicleでは実現していたということですが。
ユーザー1人1人のニーズにあった情報を提供するパーソナライゼーションには2種類あります。
1つは、ユーザーがあらかじめ欲しいという情報を指定する「明示的なパーソナライゼーション」です。例えば「『健康』のセクションはあっても読まない」、「スポーツ欄で興味があるのはこのチームのニュースだけだ」といったことをユーザーが指定します。
もう1つは、ユーザーが必要とする情報をシステムが理解して、暗黙のうちに選び出す「暗黙的なパーソナライゼーション」です。現在のGoogle Newsは、明示的なパーソナライゼーションを行っています。いずれは暗黙的なパーソナライゼーションも導入していくかもしれません。
--明示的なパーソナライゼーションで気になるのは、「ユーザーが自分のためになる情報を事前に知っているとは限らない」という点だと思います。情報と偶然に遭遇することも重要だと考えられませんか。
まさにその通りで、それを考慮にいれるのも重要なことです。ニュースでは、トップニュースというのが、まさにその役割を果たします。また、1つ1つのセクションでもユーザーに大まかに分類させ、その範囲の中でシステムの側の裁量でニュースを選べば、ある程度偶然に発見する機会は生まれると思います。
ニュースというのは、半分は情報で半分はエンターテイメントの要素があると思います。それだけに偶然性は非常に重要でしょう。

アナリストが語る、サイトのユーザーエクスペリエンスを向上させる10個のカギ
S・ジョブズ氏の健康問題--アップルは詳細を公表すべきか
アップルが進める「製品の移行」--CFOの発言をめぐる憶測
「ニコニコ動画を日本のインフラにする」--夏野氏がニコニコ動画に参画した理由
ゲームソフト会社から見たiPhoneの魅力--「ここまで整ったプラットフォームは世界初」
データマイニングを取り巻くツールに自動化の流れ
ゲーム市場の台風の目と期待されるカプコン
オリンパス、第1四半期決算好調観測--円安も追い風に
DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」
原宿で野宿を含む15時間 - iPhone行列完全ドキュメント
「失われた10年」からの回復は、どういう課題を残したか?
Joomla CMSをカスタマイズするには・・・テンプレートが第一優先
最適なマウスの移動速度は?
パブリックコメントは国民に知られていなかった( 2 )
Google ツールバーの PageRank、数日以内に更新予定
Google Lively試してみました(クリボウの部屋へ行く)。
iPhoneの影で馬鹿売れしているみたい
動画配信の影響なのかインターネット部門が「終了」
Googleというネットの巨大なメディアに支配される脅威
フォトレポート:分解、アップル「iPhone 3G」
ちょっと変わった「iPhone」向けアプリケーション10種
契約してわかった、iPhoneのさまざまな注意事項
フォトレポート:米陸軍が表彰した2007年の技術
30日間、完全無防備でインターネットを利用したらどうなる?--マカフィーが実験
フォトレポート:ゲーム見本市「E3 2008」--MS、任天堂、ソニーなど主要プレスカンファレンス
[レビュー]高い信頼性を普通に使う地球に優しい電源ユニット--Antec EarthWattsシリーズ EA-650
オンリーワンの個性を極めた超薄型テレビ--日立 Wooo UTシリーズ
[レビュー]“この手があったか”と思わせるパワーユーザーも納得のPCオンデマンド--「VALUESTAR G タイプR Luiモデル」+「Lui RN」詳細レビュー
今週の新製品総チェック:ドコモ、au夏モデルが続々店頭へ、ビデオカメラは新機種ラッシュ
[レビュー]テレビを持ち歩ける最強ツール--ソニー、Blu-rayレコーダー「BDZ-A70」
[レビュー]ネットワーク対応の高機能デジタルフォトフレーム--ソニー「Canvas Online CP1」
15時間の行列で手に入れたiPhone 3Gファーストインプレッション--ソフトバンクモバイル「iPhone 3G」
北京を見逃すな!--2008年夏、今買うべき「薄型テレビ」
[レビュー]通勤鞄に忍ばせたい軽さと装着感--マクセルのノイキャンヘッドホン「HP-NC15」メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。