PS3は台湾と香港では米国と同じ17日に発売されたが、初日出荷数は複数の中国メディアによると、台湾では500台、香港では200台のみとなっている。台湾でも3日前より購入のための列が出来ていたという。中国のITニュースサイト「駆動之家(MyDrivers.com)」によれば、台湾でも転売する商人は確認されており、60Gバイトモデルで定価が17980台湾ドル(6万5000円弱)だが、転売後は36000(13万円弱)〜48000台湾ドル(17万円強)と2倍以上の価格となり販売されているのだそうだ。
ところでWiiについてはどうだろうか。淘宝网でWiiをキーに検索してみると、既にこちらも販売が開始されている。ただしPS3の販売前後の時期と比べると出品者数はおよそ半数。しかも興味深いのは、米国で既に販売済みであるものの、淘宝网での出品者数は、発売済みの米国版Wiiの転売よりも来月頭に発売される日本版Wiiの予約販売のほうが多いのだ。中国のITニュースサイトによるWiiの分解記事は本日現在確認できていない。やはり日本での発売待ちだろうか。
PS3についても米国版も発売されたにも関わらず、そして米国での出荷数が日本のよりも遥かに多いにも関わらず、米国版の出品はごくわずかで日本版のPS3ばかりが出品されている。香港版台湾版についての出品もあるにはあるが極めて少ない。中国商人にとって日本で仕入れることが米国よりも容易なのか、日本に在住する中国商人が米国在住のより多いか、はたまた日本版ゲーム機本体のほうが中国人ゲーマーに好評なのかは今のところ不明ではあるが、日本向けゲーム機が中国商人の目に留まっている点は興味深い。
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