3大ポータルサイト
●新浪網(SINA.com)
SINA.comは、中国内外の政治や経済、社会に関するニュースから、IT、日常生活、自動車に至るまで幅広いコンテンツを取り扱っており、その情報量の多さから、全世界の華人に利用されている。なかでも、オンラインゲームはとても人気が高い。
SINA.comがターゲットとしているのは、世界各地にいる8500万人の華人だが、そのうちの4200万人が同社の有料サービスを利用している。同サイトへのアクセス数は、最高で1日あたり4億5000万回に達したこともある。
SINA.comを運営している新浪公司(Sina Corporation)は、ポータルサイトの新浪網(SINA.com)のほかにも、携帯電話などの移動体向けにサービスを提供する新浪無線(SINA Mobile)、ソフト/映画/ゲームを提供する新浪熱線(SINA Online)、中小企業向けの情報提供サービスを行う新浪企業サービス(SINA.net)、ネットショッピングを運営する新浪電子商務(SINA E-Commerce)、という5つの業務を手掛けている。
●捜狐(SOHU.com)
SOHU.comは、オンライン同窓会サイトを運営していることで有名だ。同社では、オンライン同窓会というニッチなサービスを目玉商品とする戦略をとっているが、これが奏功して、アクセス数を維持してきている。
「搜狐学友連絡簿」は、現役の学生や、仕事の関係で各地に散らばった卒業生たちに、距離を超えて交流できる空間(オンライン同窓会)を提供するサービスだ。このサービスは現在、参加校の数や登録者数の点で、中国最大の規模を誇る。同サイトが支持されている理由としては、サーバの障害が少なく、安定したサービスが提供されている点が挙げられる。
SOHU.comは、「搜狐学友連絡簿」で獲得した利用者を中心に、各種の情報や娯楽サービスを提供している。11月7日には、2008年の北京五輪で公式スポンサーになることが決まった。「SOHUスポーツ」(同社が提供するスポーツニュースサイト)の発表によると、インターネットコンテンツ企業がオリンピックの公式スポンサーに選ばれるのは、同社が初めてだという。
●網易(NETEASE)
このポータルサイトは、米ナスダックに上場したNETEASEが運営しており、ウェブメールやコミュニティサイト「網絡地方自治体」のほか、オンラインゲームや音楽配信サービスを提供しており、その規模はアジア最大級と言われている。2005年9月末日の時点で、累計4億1000万人以上(海外からの利用者も含む)が同社のサービスに登録しており、1日あたりの平均アクセス数は6億1400億回に上っている。
NETEASEの特徴として、まずメールサービスが充実していることが挙げられる。同社は現在、「126.com」「163.com」「188.com」「vip.163.com」「yeah.net」「netease.com」 の6種類のドメイン名がついたメールアドレスをユーザーに割り当てている。
NETEASEのデータによると、同社の電子メールサービスに登録しているユーザー数は現在1億3000万人を超えているという(これには、1人のユーザーが複数のアドレスに登録しているケースも含まれる)。NETEASEのメールサービスでは、1メールアドレスあたり2Gバイトのストレージが提供されており、またメール1通につき最大で20Mバイトの添付ファイルを送ることもできる。
このほか、同社はインスタントメッセージ(IM)サービス「網易泡泡(POPO)」を提供している。POPOは、音声チャットや映像チャットにも対応しており、人気が高まっている。
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