CNET Japanで「趣味と仕事の境界線」というブログを書かせていただいています。
前回の記事では、仕事でマックを使うための環境について考察してみました。その後実際にMac、Windows、Linuxすべての環境を整え(さらに先日Windows 7 Betaも入れてみました)、1カ月間仕事で使用してみましたので、ある一日の流れにそってレビューしてみたいと思います。
9:00 メールチェック
まず会社に着きましたらメールチェックと返信です。前回の考察結果からメーラーはThunderbirdを使用しています。私は複数の場所、PCでメール送受信を行うため、送信済も同期できるようIMAPを使用していますが、設定等で困った点はなく問題なく使用できています。ちょっとだけ心配だった文字化け等も発生しておりません。
署名を入れるだけでも勝手が違うのでちょっと戸惑いましたが、Macだからというわけでなく、単にメーラーに慣れていないだけです。
10:00〜 ウェブ閲覧
続いて社内SNSや社長ブログ、IT関連の技術記事等ウェブページの閲覧です。こちらも前回の考察通りFirefoxを使用しています。一点だけ問題だったのが、Macだからこそ使える操作面での大きな利点の一本指でカーソル移動、2本指でスクロール、3本指で戻る、進むというアクションがFirefoxでは動きませんでした。
標準搭載のSafariでは使用でき、この便利さに感動していたので悩みました。色々調べたところ、フリーソフトで上記動作をFirefoxに割り当てられるものを見つけました。「MultiClutch」というソフトです。
またFirefox 3.1 beta3というのが公開されていて、マルチタッチに対応しているとのこと!こちらを使用することにしました。
ウェブ閲覧に関してはマルチタッチのおかげで大変快適です。Windowsデスクトップでは5ボタンマウスを使用して戻る、進むを行っていますが、ノートだと簡単にできなかったためこの差は大変大きいです。マウスの必要性をまったく感じていません。
ただ、正しく表示されないサイトがけっこうありました。クレジットカード会社のウェブ画面でもメニュー部分が重なり合ってしまいクリックできないものがあったり、有名サイトでも管理画面が使えない等々、問題になることが結構多くあります。VMwareでWindowsも同時起動しているため、見れない時には「command + →」を押すことで瞬時に切り替えできますので、見られないサイトについてはWindowsで再度開きます。
Dualブート可能と行ってもわざわざ再起動しないとWindowsが使えないのではこういった場合不便ですが、仮想で起動しているためそこまで苦ではありません。
弊社制作のお客様サイトで、お客様が登録したトピックス部分が若干長めで、Macの場合改行が入ってしまうという問題点が見つかり、そういった複数環境でのチェックができる点が非常に助かります。CentOSも同時起動しているため、問題発生時はそちらでも確認するようにしています。ECSでは「ITマスター」という新サービス展開の準備中のため、そのサイトのチェックも行っています。
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